昨今は「結婚しても仕事を続けて共働きで」という人も多いと思いますが、その一方で「結婚を機に退職して仕事を辞める」という人も多いでしょう。
ここでは、結婚して退職する場合の「会社への報告のタイミング」や「引き継ぎ時の注意事項」などについて確認していきます。
結婚が決まったタイミングで早めに会社に話すのがベター
会社を辞める理由として多いのが家庭の事情ですが、特に女性の場合は結婚を機に退職するというケースが多く見られます。転職をしてその後他の会社に行くというわけではないので、通常はスムーズに退職できるケースが多いです。
会社を辞めるにあたって面倒なトラブルが生じないようにするためにも、結婚が決まったタイミングで早めに会社に話すのが良いでしょう。その際には、直属の上司に伝えるようにします。
結婚を機に仕事を辞めるのか、そのまま仕事を続けるのかをはっきりと決めていないとしても、少なくとも結婚するということだけは伝えておくのがベターです。仕事を続けるにしても、結婚式の前後などは長期の休暇を取ることになるわけですから、仕事に穴を開ないように相応の調整が必要となるからです。
もちろん、結婚と同時に仕事を辞めるということであれば、そのことを明確に伝えましょう。
きちんと引継ぎができるように前もって少しずつ準備をしていく
結婚と同時に仕事を辞める場合は、転職のケースと異なり、通常は退職までにある程度の余裕があります。そのため、前もって少しずつ引き継ぎのための準備をしていくようにしましょう。
後任が誰になるのかを上司に確認したら、後任者と打ち合わせを設けて、引き継ぐ業務内容や注意事項などを伝えておきます。また、営業職のように、他社との折衝がある部署に在籍しているのであれば、後任者や上司を取引先の担当者へ紹介して、退職後もスムーズに仕事を継続できるようにしておきます。
社内における引き継ぎも大切ですが、取引先に関する引き継ぎは会社間の取引に直接影響しますので、漏れのないようにしっかりと行うようにしましょう。できれば、最後の数週間は後任者と一緒に取引先を回り、挨拶だけでなく仕事の進め方を直接見てもらうようにすると良いです。
結婚を機に辞める場合は、結婚式の準備や新居の選定、役所での手続きなど、休日だけでなく平日でも用事が増えて忙しくなるものです。そのため、前もって会社関連の引き継ぎを進めるようにして、仕事がなおざりにならないようにしましょう。
そのためにも、事前にやるべきことのリストを作成しておき、いつ何をやる必要があるのか整理しておくのがオススメです。気持ちよく、お世話になった会社を辞められるように、十分に注意を払うようにしましょう。
