これまで派遣社員として働いてきた方でも、家庭環境の変化などを機に、正社員への転職を考える人は多いです。
ここでは、派遣社員から正社員への転職を成功させるためのポイントについて、確認していきます。
派遣社員から正社員になることのメリットとは？
派遣社員としての働き方はとても自由度が高く、自分のペースで働けるという利点があります。しかし、正社員と比べると安定性がないのがネックです。
正社員として採用されれば、ある程度雇用は保証されていますし、給料も福利厚生の面でも安定することになります。特に家庭を持っているのであれば、経済的に家族を支えるために正社員として働いた方が安心感があります。
住宅ローンなどのローン商品を利用する際にも、正社員と派遣社員では条件面で差が出ますので、総合的なメリットは大きなものがあります。
そのため、今まで派遣社員として働いてきたという人でも、結婚などを機に正社員として転職したいと考える人は多くいます。
スキルや実務経験を活かして同じ業種・業界での転職がベター
どの程度の年数、どのような職場・職種で働いていたのかにもよりますが、たとえ派遣社員であったとしても、スキルと実務経験があれば、企業側はきちんと評価することが多いものです。
そのため、ひとまず正社員として転職したいと考えているのであれば、派遣社員として働いてきた同じ業種・業界内で転職を考えるのがベターです。
雇用形態が異なるだけで、仕事のやり方や業界の事情をよく知っているわけですし、即戦力として活躍できるスキルを持っていますので、企業側としても採用に前向きになれます。
転職活動における注意点
このように、今まで派遣社員として働いてきたとしても、正社員としての転職はそれほど難しくありません。このことを念頭に置いて、自信を持って転職活動を行うことは、一つの成功のポイントとなります。
履歴書・職務経歴書の作成にあたっては、今までの実務経験やスキルを積極的にアピールすることが重要です。
面接では、なぜ今まで派遣社員という雇用形態で働いてきたのか、なぜ今度は正社員になりたいのかといった質問を受けることもよくあります。事前にしっかりと面接対策を練って、前向きな答えができるように準備しておきましょう。
さらに、「正社員となって仕事を一生懸命頑張りたい」という熱意を込めて面接に臨むことも大切です。企業側は、単にスキルや経験だけでなく、本人の意思の強さや熱意も重要視しますので、そのことが面接官にもしっかりと分かってもらえるようにしたいものです。
