転職を決意する前に!休職と退職の判断をしましょう
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もうこんな会社にいられない!と思うことはよくあるものです。しかし、ここで衝動的に辞めてしまうとその後の転職活動に苦労してしまいますし、次の職場に移ってから「前の職場のほうがよかった」などと後悔する可能性もあります。「辞めたい!」と思ったときには一度ワンクッションおいてよく考えてみてはいかがでしょうか?

 

休職という選択肢もある

ワンクッションおくといっても、冷静になって考えられないほどつらい状況に陥っている場合には、なかなか難しいものです。そんな時には休職という選択肢もあります。つまり辞めるのではなく、いったん休みをもらう形で職場から離れるのです。

この休職という選択肢は、社会で心の病が問題になりだしたことで注目を集めるようになりました。仕事や職場の人間関係のストレスで、うつ病・パニック障害といった問題を抱えてしまった場合には、いったん休職したうえで回復を図るという対処方法が一般的です。

ストレスが溜まってどうしようもない場合は、衝動的に辞めるのではなく、休むという選択肢も考慮してみましょう。

休職のメリット・デメリット

休職のメリットは職場を辞めずに済むこと、ゆっくり休んで心身の回復を図ることができる、ということです。休んでいる間にストレスが軽減されれば、改めて今の職場で仕事を続けるべきか、辞めるべきかを冷静に考えることもできるでしょう。

また、健康上の理由で休職する場合には、傷病手当金を受け取ることもできます。休んだからといって、収入が絶たれるわけではない点は大きなメリットでしょう。

一方で、デメリットは会社側が納得する理由がないと認められないことです。原則として、医師の診断書は必須です。

そして、人事評価が下がってしまうこともありますし、復帰した時にこれまでの業務を担当させてもらえなくなることもあります。

また、職場の人間関係が悪化して居づらくなってしまうリスクもあるでしょう。もともと、人間関係に問題を抱えていた場合には、致命的になってしまうかもしれません。

よく検討したうえで判断を

このように、休職にはメリット・デメリットがあるわけですが、いきなり退職する場合に比べれると、メリットのほうが大きいといえるでしょう。心の悩みを抱えたまま退職すると、転職活動にも影響してしまいかねません。

ただし、うつ病やパニック障害になってからでは遅いので、心身がパンクしそうなほど辛くなっている場合には、深刻な状況になる前に退職するのもひとつの選択肢です。このあたりは、自身の心身の状態がどの程度の段階にあるのかをよく見極めたうえで、休職か退職かを判断するようにしましょう。

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