昨今、テレビや新聞・雑誌など様々なメディアで、企業における長時間労働やパワハラ・セクハラなどのニュースを目にする機会が増えています。いわゆる「ブラック企業」のニュースです。
転職を考える皆さんの中にも、求人情報を見ながら「条件は希望に合うけど、もしブラック企業だったら」と不安に感じる方もいることでしょう。
ここでは、求人情報を確認する際に、ブラック企業を見分けるための方法をいくつか確認していきます。
転職サイトの求人にはたくさんの情報が詰まっている
転職を成功させるためには、転職先候補となる会社の情報をしっかりと集めて、分析することがとても大切です。実際に会社訪問をして、その職場の状況を確認することができると良いのですが、実際には、そこまでできないことがほとんどです。
そのため、転職サイトなどに掲載されている求人内容をきちんと見て、そこから判断することが必要となります。小さな欄であったとしても、意外とたくさんの情報が詰まっていますので、きちんと読み込んで、楽しく働ける会社かどうかを判断するのが効果的な見分け方となります。
求人情報から読み解くブラック企業の見分け方とは？
ブラック企業の特徴としては、「残業時間があまりにも多い」「残業させるのに手当を支払わない」「あまりにも少ない人員でたくさんの仕事をやらせる」「パワハラが横行している」などがあります。こうした企業に入らないようにするためにも、求人情報をチェックする際に、細かな点まで注意して見るようにしましょう。
特に、「給料が高い」「お金をたくさん稼げる」ということを前面に出して募集を出している企業には注意する必要があります。とにかく稼ぐことを最優先に考えている企業は、実際に入社してみると、法令順守の面でおかしな点があったり、社員や顧客のことをないがしろにする傾向もあります。
また、長期間に亘っていつも同じような求人を出している企業にも注意しましょう。社員の定着率が悪くすぐに辞めてしまうために、常に人を募集しないといけない状態に陥っている可能性があるからです。社員が長続きしない会社というのは、やはり何か問題を抱えているはずですので、ブラック企業の可能性も高いと言えるでしょう。
ネットや転職エージェントを活用して企業情報を調べておこう
ブラック企業を見分けるためには、求人情報を確認するだけでなく、さらにその企業についても調べてみることが重要です。「有給休暇の消化率を公表しているか？」「その会社で働いた経験のある人の評価・コメントはどのようなものか？」「同じ業界内での評判はどうか？」などです。
自らネットで調べてみても良いですし、転職エージェントを活用すれば、専門のアドバイザーがそういった企業情報を調べてくれますので、転職先候補を絞る段階で質問してみるのも良いでしょう。
転職エージェントのアドバイザーは、この道のプロですので、ブラック企業についての噂なども情報が入ってきやすい立場にいます。転職で失敗しないためにも、こうした情報をプロから取り寄せて、確実にチェックしておくと安心です。
