「今の仕事が自分に合っていない」「もっと高い給料が欲しい」「落ち着いて自分のペースで仕事がしたい」など、色々な理由で転職を考えている人は多いですが、いざ転職を思い立った時には、どのような方法で活動したらよいのか？ほかの人達はどうやって活動しているのか？など色々と疑問が沸くことと思います。
ここでは、転職活動を始める際に気になる「転職活動の方法」とそれぞれの「メリット・デメリット」について確認していきます。
転職活動の方法とメリット・デメリット
まず、転職を決めた場合には、どんな方法で職探しを行うのか、ということから考える必要があります。ネットを使えば手軽に求人情報を探すことができる時代ですが、だからといって必ずしも良い求人を早く見つけることができるというわけではありません。
良い情報を入手し、できるだけ早く次の職場を見つけるための環境を作ることが大切になります。では、どんな方法があるのでしょうか？
転職サイト・求人サイト
最も簡単でポピュラーなのが、ネット上で公開されている転職サイトや求人サイトで情報収集する方法です。さらに、それぞれの企業や施設毎のサイトで、採用情報等をチェックすることで、より詳しい情報を入手することができます。自宅にいながら情報収集ができるのが大きなメリットです。基本的にはこの方法でどんな求人の選択肢があるのか、まず確認することになるでしょう。
デメリットは、情報収集に時間がかかりすぎるという難点があることです。あまりにたくさんの求人情報がありすぎて目を通しきれないですし、給料や待遇面を一つ一つ丁寧にチェックして比較検討していくとなると、とても膨大な時間がかかってしまいます。特に働きながら転職活動を行う方にとっては、なかなか思うように時間を確保できないので、良い求人情報を見逃してしまう、といったリスクもあります。
転職エージェント
そんな転職サイトや求人サイトのデメリットをカバーする方法として適しているのが、転職エージェントの活用です。転職サイトや求人サイトとの一番の違いは、担当者が付いてくれることです。一般公開されていない非公開の求人情報や、希望条件に合わせたおすすめの求人を紹介してくれますし、履歴書・職務経歴書の作成や面接対策、採用までの諸々のスケジュール調整など、様々な転職対策のサポートを行ってくれます。
一方で、デメリットもあります。これまでの経歴・職歴と希望条件がマッチしない場合には、紹介を受けられないこともありますし、担当者によってサポートスキルにばらつきがあるため、思うようなサポートを受けられない、転職エージェント側の都合で自身の希望と異なる会社を紹介される、といったケースもあります。
このようにメリット・デメリットはありますが、無料で利用できるところがほとんどなので、興味を持ったら利用してみるとよいでしょう。
人的ネットワーク（コネ）
他にも、忘れてはならないのが人的ネットワーク、いわゆるコネの活用でしょう。コネというと、良いイメージばかりではないかもしれませんが、これまでのキャリアで培ってきた人脈は大切な財産です。学生時代の先輩やかつての同僚など、頼りになりそうな人や良い情報を提供してくれそうな人に積極的に連絡してみましょう。こうしたつながりを確保しておくことで、別の機会に他の人が転職をするときの力になる、力になってくれそうな知り合いを紹介する、といった形で人脈を広げ、強化していくこともできるでしょう。
この方法のメリットは、紹介者の信用を活用できるため、何もコネがないケースと比べると、採用の可能性が高まることが挙げられます。また、通常の採用プロセスを踏まないため、書類作成や面接対策などの手間隙を減らせることも魅力です。
ただし、良い面ばかりでもありません。通常のルートで採用されている人達への負い目やプレッシャー、入社したもののイメージと合わなかった場合に辞めにくい、辞めた後の紹介者との人間関係が崩れるなど、デメリットもありますので注意が必要です。
複数の方法を組み合わせるのがベター
今回ここで紹介した方法以外にも、転職フェアに参加する、ハローワークで求人を探す、折り込みの求人広告を活用する、といった方法もあります。こうした複数の方法をうまく組み合わせて活用していくことで、より良い求人情報を効率よく入手できる環境を築きながら、転職活動を有利に進めていくことができるようになります。
初めての転職の場合は、まずは転職エージェントを利用して、転職のコツを学んでみるのも手でしょう。
