転職を考える人の大半は「キャリアアップ」や「給与アップ」などを希望しています。一方、転職希望者を採用する企業側は、「即戦力となる人材を見つけたい」と考えており、特定の経験やスキルを持つ人材を求めています。
それでは、転職を有利に進めていく上で、どんな資格を取得しておくと良いのでしょうか？ポイントは「職種・業種に合わせた資格を持っている事」です。
事務へ転職する場合は「OA資格」と「外国語スキル」が便利
一般事務や営業事務へ転職を考えている人には、WordやExcelなどのOA資格取得がおすすめです。Microsoft Officeの検定試験を一通り取得しておくと、一定の評価を獲得することができるでしょう。
一方、貿易事務など外国語でのやりとりが多い仕事場への転職を希望しているなら、英語や中国語といった外国語スキルを取得しておくことで、書類選考を有利に進めることができるはずです。英語であればTOEICやTOEFL、中国語であれば中国語検定をチェックしましょう。スペイン語ならDELEの取得をおすすめします。
経理や財務を目指すなら「FASS検定」と「FP」がおすすめ
経理の仕事を目指す場合、簿記の仕事は必須です。とはいえ、簿記の資格取得者は比較的多いので、転職を有利に進めるためには「FASS検定」もしくは「FP（フィナンシャル・プランナー）」の資格を取得するとよいでしょう。
FASS検定では、現場における経理の実力を測る試験であり、その結果に応じて採用担当者は「即戦力かどうか」を判断することが可能となります。
一方、FP（フィナンシャル・プランナー）は適切な資金管理能力を示す資格であり、転職先で経理や財務担当として働きたい人はぜひとも取得しておくべき資格と言えるでしょう。
IT系へ転職するなら「ITパスポート」や「システムアドミニストレータ」は必須
IT関連企業へ転職したい、もしくは企業のIT部門で働きたいと考えている人には「ITパスポート」や「システムアドミニストレータ」の取得をおすすめします。
これらの資格を持っていることで、情報通信システムの運用・管理に関する基本的な知識を持っている事の証明となります。「これまでITの分野で働いたことがない」という人は、面接でアピールする材料を確保するためにも、これらの資格取得を目指しましょう。
「基本情報技術者」や「ネットワークスペシャリスト」などの試験を受けてみるのもおすすめです。
