どのような企業にも必要とされるということもあって、事務職・事務員の求人情報は、全国場所を問わずコンスタントに見つけることができます。
一方で、給与の面ではどのような水準なのでしょうか？
ここでは、事務職・事務員への転職を考える方の気になる「事務職・事務員の年収、収入事情」などについて確認していきます。
事務職・事務員の平均年収は280万円から400万円程度
転職市場においては、豊富な数の事務職・事務員の求人情報が出回っています。一方で、特に際立ったスキルや経験がなくても仕事を始められるということもあって、給料の相場は他の職種より多少低く設定されていることがほとんどです。
地域によっても差がありますが、年収ベースで280万円から400万円というのが、平均的な給料の相場と言えるでしょう。地域差という面では、やはり東京を中心とする首都圏や大阪・名古屋・福岡周辺エリアの給料は高めとなっていて、他の地域と比べると２割ほど高いこともあります。
スキルアップ・資格取得で給与待遇アップも可能
このように、事務職・事務員の給与水準は、他の職種よりも低めという傾向が見られます。しかし、専門的なスキルを高めていくことで、待遇をアップさせることもできます。
例えば、秘書検定やマイクロソフト製品の取り扱いに習熟していることを示すMOS、簿記、英語検定などの資格を持っていると、同じ事務の仕事でもより専門的な業務を任されるチャンスも増えますので、給与アップの好条件を得ることも期待できます。
さらに、資格という目に見える形で、スキルを持っていることを証明できますので、希望にマッチした企業への転職もしやすくなる、という利点もあります。そのため、事務系の仕事を続けたいと思うのであれば、スキルアップを目指して資格取得にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
事務職・事務員として転職を考えることのメリットとは？
転職がしやすい職種というのはいくつかありますが、その中でも事務員は業種・業界を問わず働けるため、非常に転職しやすい職種と言えます。
そのため、求人情報の量が豊富にありますので、仕事内容や勤務地、その他の雇用条件など、自分の希望にかなった求人を見つけやすいというメリットがあります。
また、一口に事務の仕事と言っても、かなり広い範囲の業務がありますので、様々な仕事を経験することができるというのも魅力です。新しいことを覚えるにしても、事務員として働いてきた経験があれば、すぐに慣れることができますので、ストレスをあまり感じずに新しい職場に馴染むこともできるでしょう。
このように、多くのメリットがある職種ですので、スキルアップをしながら仕事を楽しんでいくと良いでしょう。
