会社を辞めてそれまでの仕事から離れる際には、必ず理由となるキッカケがあり、背中を押してくれる何かがあるものです。
その理由は人それぞれで、「やりたいことが見つかったから」と目をキラキラさせて仕事探しをする人もいれば、「現在の職場に不満があるからもっと環境が良い所で働きたい」とネガティブな理由で転職する人もいます。
ここでは、会社を辞める決断をした場合に、転職活動に臨むにあたっての「心構え」や「気持ちの持ち方」などについて、考察してみたいと思います。
ポジティブな気持ちで転職活動に臨みましょう
まず、会社を辞める決断をしたら、その後はできるだけポジティブな気持ちで転職活動に臨むことを心がけましょう。
実際には、「職場の人間関係が悪い」「残業が多すぎる」といったネガティブな側面があったとしても、「こんな職場で働きたい」「こんな風に仕事がしたい」と発想の転換をするのです。そうすることによって、転職活動に対する自分自身の気持ちの持ちようも変わりますし、ポジティブな考え方や想いは、きっと転職希望先の企業にも伝わると思います。
一方で、現在の職場が嫌だから逃げるというネガティブな感情に囚われたまま、転職活動を行うのはあまりおすすめできません。そういう気持ちで採用面接に臨んだ場合には、無意識のうちにネガティブな発言が現れてしまうものですし、面接官に好印象を与えることもできないでしょう。
新しい職場で働く姿をイメージする
これまで勤めてきた職場を辞めて、新しい会社へ転職するということは、人生の中では大きな決断となります。
最終的に、その決断が正しかったのか間違っていたのかは、実際に転職をして新しい職場で働き始めなければ分かりません。しかし、自分の望む転職先なのかどうか、事前に頭の中で想像力を働かせることで、決断の納得感を高めることはできます。
そのためには、自分が実際に新しい職場で働いている姿をイメージすることがとても役立ちます。
できるだけ具体的に、デスクに座って仕事をし、同僚たちと雑談をしたり上司と話をしている姿をイメージするのです。通勤している姿をイメージするのも良いでしょう。
このようにして、新しい職場で働く自分を自然にイメージし、思い描くことができれば、納得感を持って転職しやすくなるはずです。具体的なイメージを持つことができず、自分の中でしっくりこないと感じる場合には、もう少し転職活動を続けて、別の選択肢を探す方が良いかもしれません。
