転職を有利に進めるために、自分の実力を分かりやすくアピールできる資格を取得する、というのも有効な手段の一つになります。企業側としても、転職希望者の能力・スキルを評価するための物差しの一つとして、保有資格を必ず確認しています。
それでは、どのような資格を取得するのがよいのでしょうか？ランキング形式で確認していきます。
汎用性の高い資格ランキング
資格を持っていると転職の際に有利になることもありますが、持っている資格が特定の分野でしか有効でないとなると、転職できる業界が限られてしまいます。そこで、なるべく多くの業界で活用できる汎用性の高い資格を取得することが、将来にわたって役立つと言えそうです。汎用性が高く、おすすめできる資格のランキングは以下の通りです。
1位 MOS
MOSはエクセルやワードをはじめとするマイクロソフト社のオフィス製品をどの程度活用できるか、ということを問う資格試験です。多くの企業でマイクロソフトオフィスを使っていますし、事務作業だけでなく様々な職業分野で必ず使われているソフトウェアですので、この資格を取得することで一定の評価を得られることでしょう。
2位 ITパスポート
ITパスポートは、ITと経営全般に関する基礎知識を問う国家試験です。情報セキュリティや企業コンプライアンスに関わる知識も身に付きますので、取得を奨励する大手企業も多いです。MOSと同じように、どの業界でも認められる資格です。
3位 TOEIC
TOEICは英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストで、日本で最も認知度の高い試験です。多くの企業が海外との取引を行っていますので、英語力があると採用のチャンスは広がります。TOEICで高得点を取得しておくことで、英語力のアピールにつなげることができます。
資格がないとできない業務
汎用性が高い資格は上記のとおりですが、一方で、その資格がないと業務そのものができないというタイプの資格もあります。もちろん、こうした資格はある程度の専門知識と実務経験が必要となることが多いのですが、年齢に関係なく安定した仕事ができることや、転職がしやすいというメリットもあります。
その観点でオススメできる資格としては、「行政書士」「司法書士」といった資格が挙げられます。行政書士や司法書士は試験に合格することができれば、将来の転職だけでなく、独立・開業という選択肢もできます。
こうした観点も踏まえて、自分の希望に合った資格取得を考えてみてはいかがでしょうか。
