システムエンジニアがキャリアアップしていくために必要なものとは?
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IT企業で働くシステムエンジニアの数は増加傾向にあり、2014年以降その数は80万人を超えているとされています。同時に、優秀なシステムエンジニアを求める企業も増えています。

それでは、システムエンジニアとしてさらにキャリアを伸ばしていくためには、どのような点に留意しておくと良いのでしょうか?

一つ目は「上級資格の取得」、二つ目は「転職によるキャリアアップ」です。

 

IT系の上級資格取得はキャリアアップの要

ITストラテジスト

システムエンジニアとして多くの経験を積んできたのであれば、国家資格である情報処理技術者試験の上級資格の一つで、「ITストラテジスト」の取得を目指すと良いでしょう。この試験では、技術的な要素だけでなく、「ITを活用して企業をどのようにマネジメントしていくのか?」「IT技術により事業革新や業務改革をどのように進めるか?」といった、ITを経営に活かすための戦略面を問われる試験です。

この資格を保有している事で、現場だけでなく経営者としての視点を持っている人材、ということの証明にもなります。

システムアーキテクト

もう一つの上級資格は「システムアーキテクト」です。ITストラテジストと同様に、システムアーキテクトも上級エンジニア向け情報処理技術者試験の一つに位置付けられます。

ITストラテジストのコンサルティング・提案を受けて、システムアーキテクトが情報システムの要件定義・設計・開発を具体化していく、という役割分担になります。システムエンジニアとして、業務分析や業務設計の豊富な経験を持っている人は、この資格取得を目指すと良いでしょう。

試験では専門的な知識を持ったスタッフをどのようにサポートするか、クライアントとの折衝をどのように効率良く行なうかといった点も試されます。

PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)

国際資格である「PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)」もキャリアアップに大きく貢献する資格の一つです。プロジェクト運営における品質管理やコスト管理・進捗管理・リスク管理などに関して、正確な知識と経験を有していることの証明となります。

外資系のIT企業では、管理職のエンジニアに対して、この資格取得を義務付けているケースもあります。

より事業規模の大きな会社でキャリアを伸ばすのも良い

「上級資格を取得してもあまり社内で評価されない」という場合には、より事業規模が大きい会社へ転職することで、キャリアアップを目指すのも良いでしょう。事業規模が大きくなれば、一つ一つのプロジェクト規模も大きくなり、任される仕事の難易度や責任の重さもより大きくなります。

そうした環境で、これまで培ってきたスキルや経験を存分に活かしていくことで、さらなるキャリアアップの道が見えてくることでしょう。「いきなり転職は難しい」という人は、まずは現職で実績を積むか、配置転換を希望するなどして社内のプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーのポジションを得て、より質の高い仕事を行なうことにより実績を積んでいく、といったことも大切です。

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