「業務内容は自分に合っているが給料に不満がある」「転職を考えているがどうせなら給料の高い会社がいい」などの理由で外資系企業への転職を考える人は多いです。一方で、「どの程度給料が上がるのか？」「外資系特有の問題はないのか？」など、不安に感じている方もいるでしょう。
ここでは、外資系企業への転職で気になる「給与水準」や「注意点」などについて確認していきます。
全体的に外資系企業の給与水準は高い傾向にある
日本国内にも、今やたくさんの外資系企業が進出してきています。代表的な例としては、金融や保険、IT関連の企業などです。
また、最近ではアメリカ・ヨーロッパ系の企業だけでなく、アジア系の企業もかなり進出するようになってきています。こうした企業に勤める魅力の一つとしては、やはり給与水準が高いということです。
日本企業と比べると総じて２割から３割ほど高い傾向にあります。そのため、現状より高い収入を得たいと考えているのであれば、転職の際に外資系企業をターゲットの一つとして考えるのも良いでしょう。
能力と実績がストレートに反映されるのでやりがいがある
外資系企業の魅力のもう一つの側面としては、実力主義・成果主義という考え方が強いということです。年齢や経験に関係なく、どれだけの実績を上げたのかということが何よりも重視されますので、自身の成果がストレートに年収に反映されることになります。
周りとの競争に勝って自分の力を示すことができれば、かなり高い年収を得られるのが魅力です。そして、何より自分の能力や実績・成果がきちんと評価されているという実感を持てますので、仕事にやりがいを感じることができるようになります。
常に自分の仕事を改善・努力していくためのモチベーションともなりますので、充実した日々を過ごせるようになるとも言えそうです。
契約内容には注意する
このように、外資系企業への転職にはたくさんの魅力が詰まっています。しかし、雇用に関する考え方や雇用形態が日本企業とは多少異なることもありますので、雇用契約を結ぶ際には細部までしっかりとチェックするように心がけましょう。
年俸制度を採用しているのであれば、どのような基準で評価がなされるのか、昇給やボーナスはどのように支給されるのか、契約期間はどの程度になるのか、保険制度はどこまで適用されるのかなどです。日本企業よりもシビアな雇用条件となることが多く、急にリストラされるなどのリスクもありますので、給料などの条件だけでなく、雇用契約の中身にもしっかりと気を遣い、不利な条件で契約することの無いようにチェックすることが肝心です。
外資系企業には、自分の能力を最大限に発揮して活躍するための最高の環境がありますが、一方で実績を出せないと厳しい状況に追い込まれることもありますので、メリットとデメリットの両面を十分に考慮して転職を決めることが求められます。
