転職時にブラック企業かホワイト企業か見分ける方法・ポイントは？

2018年5月18日 2018年5月19日

社員のことを全く考えていない企業に入ってしまうと、精神的にも肉体的にも大きなダメージを受けることになりかねません。社会全体として、ブラック企業への批判が日増しに強まっていますが、それでもまだどこの業種・業界でも、ブラック企業と呼べるような劣悪な職場環境での労働を強いている企業も存在します。

そこで、転職で失敗しないためにも、最終的に転職先の候補を絞る際には、年収や勤務地などの雇用条件だけを見るのではなく、果たしてホワイト企業と言えるような安心して働ける職場かどうかをしっかりと確認するようにしましょう。

「ブラック企業を避ける」ではなく「ホワイト企業を見つける」という考え方

転職先に候補を絞る際に、「ブラック企業を避ける」という考え方も重要なのですが、「ホワイト企業を見つける」という考え方をした方が、気持ちが楽になるかもしれません。

というのも、ブラック企業は表面上は問題がないように見えることも多く、入社してみてそのひどさが分かるというケースがあるからです。一方で、ホワイト企業と呼べるような会社は、明らかに外から見ても分かるような、快適な職場環境を用意しているものです。

ホワイト企業の特徴とは？

ホワイト企業の大きな特徴としては、情報開示をきちんとしているということです。

残業時間についても、平均的にどのくらいの残業がなされているかを公表しています。また、有給休暇の消化率や、育児休暇などの長期休暇の申請率、利用率なども開示している企業が多いです。

これらの情報は、企業のホームページ上で確認することができますし、転職サイトの求人情報などでも公表されています。こうした情報を提供することで、より優秀な人材が集まりやすいようにしているのです。

また、福利厚生が充実しているというのも大きな特徴です。「健康保険や厚生年金などが整備されている」「保養施設がある」というだけでなく、社内にメンタルヘルスを担当する部署が設けられていたり、パワハラやセクハラといったハラスメント行為などに対して社員が相談できる窓口を設けられていたりして、社員のことを本当に気遣っていることが分かるのです。

さらに、研修制度が整っているというのも、ホワイト企業の特徴です。社員教育に力を入れている会社では、社員のことを大事に扱うようになりますし、スキルを向上させるチャンスも多くなりますので、より働きやすい職場環境と言えるでしょう。