
転職活動を行う場合、活動を始めてから転職先が見つかるまでにどの程度の期間が必要なのでしょうか?
本気で転職を考えている人には、とても気になるポイントだと思います。
ここでは、「転職活動時の注意点」や「転職活動のプロセス毎の必要期間」について確認していきます。
現在の職場で働きながら転職活動を行うのがベター
転職活動を行う場合、「退職後に活動する」と「在職中に活動する」の2パターンがあります。
前者の「退職後に活動する」という場合、転職活動に集中することができるというメリットがあります。
一方で、仕事を辞めてしまうと当然のことですが、収入が無くなり経済的に厳しくなります。
「良い転職先が見つかるのか?」と不安を抱えながら活動することになりますので、精神的な面でも負担が大きくなります。
さらに、ブランクが空くほど、採用の際に不利になってしまうというリスクもあります。
このように、退職後に転職活動を行うことは、一般的にはデメリットが多いと言えそうです。
後者の「在職中に活動する」場合は、働きながら転職活動することになりますので、活動の時間や量の面で制約を受けることがデメリットです。
しかし、経済的な不安はありませんので、精神的な負担も少なく、焦らず自身の納得いく転職先が見つかるまで、じっくりと活動することができます。
また、転職先が見つかるまでに、ブランクが空いてしまうというリスクもありません。
これらを踏まえると、現在の職場で働きながら転職活動を行うのが、最良の選択となります。
転職活動にはどの程度の期間が必要?
転職活動のプロセスは、およそ以下の通りです。プロセス毎に、必要な期間を考えてみましょう。
- 自己分析
- 情報収集
- 書類審査
- 適性検査・面接
- 内定・退職
まず、自己分析と情報収集で、2週間から1か月ほどを見込みます。この期間に、転職サイトや転職エージェントなどへの登録も済ませておきます。
次に、自身の希望に合う求人へのエントリーと並行して、履歴書・職務経歴書の作成を進め、書類審査に備えます。エントリーする企業ごとに合わせて、各書類を作成していくことが重要です。このプロセスでおよそ2週間から1か月ほどを要します。
そして、適性検査・面接に進みますが、ここまでで、およそ合計2か月程度かかる計算になります。
内定が出れば、引継ぎ・退職まで1か月~2か月程度が必要です。
これらを踏まえ、さらに複数社にエントリーすることなどを加味すると、転職活動全体では、3か月~6か月程度の期間が必要と言えそうです。
転職先によっては、転居が必要となるケースもありますので、そのあたりもプラスαの期間として考慮しておくと良いでしょう。