
「仕事内容が思っていたイメージと違っていた」「一度は諦めたけど、やっぱり第一志望の業界に行きたい」など、せっかく新卒で入社したものの、早々に転職を考える人も多いです。
そんな時、どうやって転職活動をしたらよいのでしょうか?
新卒 vs 中途採用
新卒で就職する場合と、一度社会人を経験した人が中途採用で転職する場合とでは、仕事探しに求められる条件やスキル、難易度が全く異なります。新卒の場合には、社会人として働いた経験はないので、実践的なスキルや経験などはあまり求められることはありませんし、面接の際に聞かれることは学生時代の活動やアルバイト経験、性格・趣味のこと、仕事へのやる気など、仕事に直結する質問は少ないでしょう。
しかし中途採用になると、話は全く異なります。一度社会人として働いた経験があるということが前提となるため、面接試験においては、これまでどんな仕事をしてきたのか、どんなスキルがあるのか、即戦力として働くことができるのかどうか、という点を吟味されることになります。
新卒後に半年程度で仕事を辞めてしまった人にとっては、社会人としての経験もなければスキルもまだゼロに近い状態ですよね。しかも、一度社会に出ているので、新卒というわけにもいきません。そのため、仕事探しをする際には、ポイントを押さえた転職活動が必要になるのです。
第二新卒を狙う
新卒後に半年程度で仕事を辞めた人の場合には、第二新卒という枠での転職がおすすめです。第二新卒というのは、新卒で就職をしたものの、仕事内容が合わずに退職したという人が対象となり、新卒後どの程度までの期間での退職が第二新卒に該当するのか、という点は企業毎に異なります。一般的には、新卒後一年未満で退職した人を対象とする企業が多いのですが、中には新卒後三年以内での退職でも、第二新卒として認められるケースもあるようです。
第二新卒として転職活動をする場合、一般の社会人のようなスキルや経験を持つ即戦力として、多くを期待されることはありません。しかし、一応は新人研修として社会人としてのマナーやルール、言葉遣いや立ち振る舞いなど、基本的なことは身に付けているということが前提となるので、面接ではそうした点をチェックされるでしょう。
必須の質問はコレ
第二新卒の枠で仕事探しをすると、入社するのは新卒と同じ四月になることが多いです。もう一度社会人としてゼロからやり直してください、ということなのでしょう。
しかし最近では、第二新卒枠の競争率が高くなっているので、希望してもなかなか思うような就職先が見つからない、ということも少なくありません。そうした難関を突破するためには、面接で必ず聞かれる「なぜ以前の仕事を辞めたのですか?」という質問に対して、面接官にポジティブな印象を与えられるような答えを準備しておくことをおすすめします。